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昇段の誓い [カラテ]

昇段に際し、恒例のレポートを支部に提出しました・・・

其の後、総本部宛て上程されるにあたり、そのままだったのか、あるいは、多少の直しを入れてくださったのか、定かではありません。



とりあえず、私が提出したままの原文を謹んで掲載いたします。

表題は、この記事の其れと同じにしました。



自分の最大の敵は自分



 幼少の頃、両親から空手道場への入門を勧められた。そこは極真ではなかったが、テレビで見た激闘で倒れる選手が続出する極真空手の一場面が頭に浮かび、泣いて拒絶した。

 そんな私が、よりによって極真の門を叩いたのは社会に出て間もなくの頃。会社の先輩から「会社に極真空手の同好会があるので見に行こう」と誘われたことがきっかけだった。物見遊山のつもりが、稽古の熱気と指導する立川先生の御人柄に惹かれ、その場で入門を決めてしまった。

 しかし当初は稽古についていくのがやっと。また、テレビ局特有の不規則な生活から、年単位で稽古が出来なくなったこともある。

 そもそも稽古は楽なものではなく苦しみさえ伴う。しかも人間「健康で精力みなぎる」などという日は滅多に無いうえ、「忙しい」「明日は朝が早い」など、稽古に後ろ向きになる理由は幾らでも思いつく。

 自分の最大の敵は他ならぬ自分自身。極真空手は自分の中の『弱い自分』の存在に気づかせてくれた。あまつさえ其れは修行により駆逐されるどころか、都度、大きくなる。稽古を重ねれば「もう十分だろう」と妥協しようとする自分、試合に臨んでは「酷い負け方をするかも」と怯える自分が顔を出す。

 自分に負けてなるものかとの一心で修行を続けた20年。そうして頂いた黒帯は修行の賜物であると同時に、これからも自分と戦い続けていくという約束の証だ。道場訓にある「克己の精神の涵養」とは、今や私にとって空手修行に留まらず人生の目標である。

 これからも様々な局面で『弱い自分』が私の前に立ちはだかるに違いない。しかし私は其れに必ず打ち勝つ。そして、これまで賜った極真の精神を、広く世に還元していくことを此処に誓う。



 末筆になりましたが、山田師範、立川先生におかれましては、これまで多くの御指導を賜ると供に、今回、昇段審査の機会を与えて頂き有難うございました。また支部・同好会の先生、先輩方、道場生の皆様にも御礼を申し上げます。





押忍



平成28年8月

東京城西支部 フジテレビ同好会

黒田哲也

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